こないだの日曜に初めてといっていいそこそこの距離をNC700Xで走りました。
下道メインで時に太い幹線道路を使い、時に交通量の多い道をひた走り県立フラワーセンターまでえっちらおっちら走ってきました。
この道は基本ナビ通りに走りますので、以前もホーネットで来たことが数回あります。
ですのでその違いにはっきり驚いています。
何故か?
今まで、とにもかくにも車や後続のはるか前に出ないと、後ろから距離詰めてつついてくる後続車や逆に車群に沈むと前方に居座る遅い速度の車が頗る鬱陶しいと感じた様な道が、NCだと苦痛に感じない。
先頭だと今までのようにスッと前に出て距離を詰められないスピードで巡行でき
車群に沈んでも、たとえば延々左レーンを遅い車のケツについてゆったり走ってもそれが自然体なのでむしろ景色を楽しむ余裕すら感じられる走りでした。
ホーネットでは圧倒的にトルク不足で出力が不安定な30~60キロくらいのスピードでもNC700Xはその図太いトルクで出力の安定感を失わないのです。
ホーネットだと60~100の間でようやく生まれるような「出し引き出来る安定した出力」がNC700Xの場合は低速域から備わってるので、細かな減速と加速でもシニアに反応してくれるので、ホーネットのように低速域で減速したら再加速に1秒ほどラグが出来る、ひと呼吸置いてからの加速感はなく、アクセル捻れば低速からでも100キロ前後までは瞬時に加速できる
高排気量とツインエンジンの長所が生む一番の長所がおそらく、そこの部分だと思いました。
逆にホーネットの方が優れてるって思った点は「加速力」です。
ホーネットは低排気量とはいえ軽量、マルチの40PSエンジンです。
馬力差はNC700Xは53PS?でしたっけ?ですからおよそ10PS弱しかありません。
400CCのスーパーフォアにも負ける程度の馬力しか出ないNC700Xですから仕方ない部分もありますが、出足の加速は”ワープ”と買った当時に思ったホーネットには及びませんね。
NC700Xも早いですが、どっちかって言うと「絹の上を滑らかに加速する」上品な加速でした。
粗野で乱暴な加速とはいえエキサイティングなのは僕の中ではホーネットの方ですね。
友達も言ってましたが、中型から上がってくるなら上等で満足できるバイクだけど、
リッターバイクから下がってきたらたぶん退屈なバイクで乗れないんじゃないかな?って
僕もそう感じました。
乗り味こそ大型のテイストはあるけど
他の大型程刺激は少ないし、エンジン特性も中型の少し先にしか出てない様なバイクで
割り切るところを割り切れなきゃ乗れないバイクであると思いました。
そして、地味にフラワーセンターでジーパンの破けるアクシデントに見舞われた僕が
帰りにワークマンによってアイテムを数点買って帰れたのはこのバイクならではの出来事って思いました。
当日はトップケースだけ付けていきましたが、そこはカメラが占拠して買い物したものを入れるスペースはありません。
ですがダミータンクの物入スペースに買った数点のアイテムがそのまま入ったのです。
ホーネットの時は絶対にありえなかった事です。
買い物行くには必ず一度家に戻る必要がありました。
それが10L程度の小さな買い物ならそのまま買って帰れる。
コレは小さいですが大きな差です。
そして、燃費も約1.5~倍に伸びました。
1週間半無補給で通勤してました。ホーネット以上に伸びます。
割り切る部分も、もちろん大きかったですが
得る物も大きかったと思います。
安い、運用も低コスト、街乗り快適で肩の力抜いて乗れる
車体デカいので所有感もあるし、積載性は他の追随を許さないレベルです。
結論
過度な刺激を求めなければ、すごくいいバイクです。
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